- たまの贅沢に美味しいステーキを食べたいな
- 高級和牛ステーキ肉を買ってみたけど、フライパンで美味しく仕上がるか不安…
- 絶対失敗しないステーキの美味しい焼き方が知りたい!
こんな人に向けて書きました。
これを見れば、フライパンを使った美味しいステーキの焼き方がわかり、ご家庭で簡単にプロの味を再現できますよ!
なぜなら僕は累計30品以上の通販ステーキ肉をお取り寄せするステーキマニア。商品に同梱される調理メモを収集しており、お肉屋さん直伝の美味しい焼き方を熟知しているからです↓
お取り寄せしたステーキに同梱されてた調理メモ(焼き方) pic.twitter.com/N9e5V7AKT9
— ニクコム@肉学ドットコム (@oniku_beer) June 21, 2022
- ステーキの代表的な焼き加減4種
- ステーキを焼く前の下ごしらえ4STEP
- フライパンを使った美味しいステーキの焼き方4STEP
- 焼き加減べつのフライパンを使ったステーキの焼き方
- 簡単なのに美味しいステーキソースのレシピ
あなたがたまの贅沢に美味しいステーキを食べたいなら、当記事は必見でしょう。ぜひご覧ください(`・ω・´)ゞ
タップできる目次
ステーキの焼き加減一覧
まず初めにステーキの焼き加減を解説します。ステーキの焼き加減は合計で10種類に分類されますが、こちらでは代表的な4種類についてまとめました。
1種類ずつわかりやすく解説しますね。
(1) レア
レアはお肉の表面は焼けているものの、中は生の状態を指します。中は全体的に鮮やかな赤色をしており、肉汁が多いです。
レアは生の状態なので、しっかり焼いた肉特有の弾力はほとんどなく、指で押すと深く沈むくらい柔らかいです。
牛肉のレアステーキに食中毒のリスクは基本的にありません。なぜなら食中毒菌は主に牛肉の表面に付着するからです。そのためステーキの表面と側面をしっかり焼けば、中が生でも食中毒にはならないと考えていいでしょう。
食中毒菌は、主に牛肉の表面に付着しているので、牛肉の表面と側面をしっかり焼けば、牛ステーキをレア(中が赤い状態)で食べても基本的には問題ありません。
ただし、食中毒菌は、時間とともに牛肉の表面から内部に浸透していくので、子供や高齢者など食中毒に対する抵抗力の弱い方は、中までしっかり焼いて食べましょう。
(2) ミディアムレア
ミディアムレアはレアとミディアムの中間の焼き加減です。レアよりは火が通っているものの、中はまだ生の状態が残り、全体的にハッキリとしたピンク色が広がっています。
ミディアムレアは、牛肉本来の旨みと少し弾力のある歯ごたえを楽しみたい人におすすめの焼き加減ですよ。
(3) ミディアム
ミディアムは中までやや火が通った状態の焼き加減です。中は薄いピンク色が広がっており、中心部だけレアの赤色が残っています。
ミディアムは歯切れのよさと、適度な弾力が特徴です。指で押したときに少し沈み、ゆっくり戻るくらいの弾力が焼き上がりの目安になります。
ミディアムはステーキの1番ポピュラーな焼き方です。どの焼き加減にしようか迷った時は、コレを選べば失敗しないでしょう。
(4) ウェルダン
ウェルダンは中までしっかりと火が通った状態の焼き加減のこと。中は褐色がかっており、肉汁は少ないです。
ウェルダンは他の焼き加減より肉の繊維が収縮しており、焼いていると中心部が膨らむのが特徴になります。
また、他の3種類の焼き加減よりも弾力が強く、指で強く押すとそのぶん強く押し返されます。
ウェルダンは肉感が強く、肉肉しい味わいを楽しめる焼き加減ですよ。
焼き加減の種類をおさらい
おさらいすると、ステーキの代表的な焼き加減の種類と特徴はこんな感じです↓
- レア:
表面は焼けているが中は生の焼き加減。弾力がなくて柔らかく、牛肉本来の味わいを存分に楽しめる - ミディアムレア:
レアとミディアムの中間の焼き加減で中は半生。牛肉の旨みと肉汁がたっぷり - ミディアム:
中までやや火が通った状態の焼き加減。歯切れがよく弾力もある、1番ポピュラーな焼き方 - ウェルダン:
中までしっかりと火が通った状態の焼き加減。肉汁は少ないが、そのぶん弾力があって肉肉しい
それぞれの焼き加減に違った美味しさがあるので、あなたの好みに合った種類を選んでみてください。
美味しいステーキを焼く前の下ごしらえ
結論をいうと、美味しいステーキを焼く前にやるべき下ごしらえの手順は次のとおりです!
- 冷凍肉は半日前に冷蔵庫で解凍する
低温でゆっくり解凍することで、ドリップ(旨味成分)の流出を防げる - 焼く30分前に常温に戻す
火の通りが良くなり、焼きムラを防げる - 筋切りをする
焼いている時の反りかえし防止。食感も柔らかくなる - 焼く直前に塩こしょうを振る
早くに塩を振ると、お肉の水分と旨みが出ていってしまうため
これらの下ごしらえはどれも非常に簡単です。上記4つの手順を焼く前に済ませておけば、安いお肉でも柔らかくジューシーに仕上がりますよ。
なお、下ごしらえの詳しいやり方は、こちらの『ステーキの下ごしらえの方法(※準備中)』にて動画つきで解説しています。ぜひ参考にしてください。
フライパンを使った美味しいステーキの焼き方
こちらで解説するフライパンを使った美味しいステーキの焼き方は、レアやミディアムなど上述した焼き加減4種のすべてに共通します。なので必ず目を通しておきましょう!
1つ目の手順からご覧ください。
STEP1:フライパンを十分に加熱
ステーキを入れる前に、まずはフライパンを強火で十分に加熱しておきます。ステーキの表面に短時間で焼き色をつけ、旨みと肉汁を閉じ込めるためです。
加熱する目安はフライパンから煙が少し上がるくらい、もしくはお肉を入れた時に「ジュワーッ」と音がするくらいがオススメですよ!
テフロン加工のフライパンを強火で空焚きすると、フッ素樹脂のコーティングが剝がれ、フライパンが傷んでしまうので注意。テフロンのフライパンは中火で少しずつ加熱しましょう。
STEP2:熱くなったら牛脂を入れる
フライパンを十分に加熱できたら牛脂を入れます。サラダ油でも問題ありませんが、牛脂の方がコクと旨みが増すので美味しいです。
牛脂以外ですと「バター」や「オリーブオイル」などを入れるのもおすすめ。それぞれの効果はこんな感じです↓
- 牛脂:
ステーキのコクと旨みが増す - バター:
ステーキに香りやコクが加わる - オリーブオイル:
表面が香ばしくジューシーに仕上がる
にんにくは香りとコク付けにおすすめ
ご家庭ににんにくがあるなら、ぜひ牛脂と同じタイミングで入れてみてください。油ににんにくの香りとコクが加わり、美味しいガーリックステーキを堪能できます。
- 加熱したフライパンに牛脂を入れる
- スライスしたにんにく(ステーキ肉1枚あたり1片)を入れる
- 弱火でじっくり炒める
- 香りが出てきたら取り出し、その後ステーキを入れる
STEP3:ステーキを入れた最初は強火で加熱
ステーキの焼き始めの温度は、強火(テフロン加工のフライパンは中火)がおすすめ。
強火で一気に加熱すると、お肉の表面のたんぱく質が短時間で焼き固まり、旨みと肉汁を閉じ込められるからです。
強火で30秒~1分ほど加熱したら、
- 弱火にして中までじっくり火を通す
- すぐに裏返す
のどちらかの工程に移ります。
どっちの工程にするかは、ステーキの厚さと焼き加減で判断します。詳しくは下の項目の「焼き加減べつのステーキの美味しい焼き方」をご覧ください!
■最初は強火で香ばしく焼き、肉のうま味を封じ込める
肉をおいしく焼くコツは、火加減にあります。
肉は、最初はさっと強火で焼きます。フライパンは煙が出る直前くらいまでよく熱し、油を全体に回して熱したら、肉を表になるほうを下にして入れましょう。 短時間で肉の表面のたんぱく質を焼き固め、中のジューシーなおいしさを封じ込めるのがコツです。弱火で焼くと、肉のたんぱく質が早く凝固せず、肉汁が流れ出て、 せっかくの肉のうま味成分が失われてしまいます。引用:火加減と焼き方
STEP4:裏返すのは1度だけ
ステーキの表面が焼けたら裏面も焼いていきます。
ここで注意点ですが、ステーキを裏返すのは1度だけにとどめてください。なぜなら何度も裏返すとお肉から肉汁が逃げ、ジューシーさが損なわれてしまうからです。
また、同様の理由で、調理中はステーキをなるべく動かさないようにしましょう。肉汁と旨味が逃げる原因になるし、焼き色もうまくつかないしで、デメリットしかありません。
裏返すタイミングはステーキの側面を見れば、簡単にわかります。側面の1/3くらいまで色が変わっており、焼いている面に焼き色がついていれば裏返してOK!
STEP5:アルミホイルに包み余熱で火を通す
ステーキが焼けたらフライパンから取り出し、アルミホイルに包んで休ませます。余熱でお肉の中心部までじんわりと火を通すためです!
余熱することで肉汁が落ちつき、流れ出るのを防げます。また、より柔らかく、よりジューシーに仕上がるのでおすすめです。
なお、アルミホイルで休ませる時間は3~5分が目安になります。
焼き方のコツをおさらい
おさらいすると、フライパンを使った美味しいステーキの焼き方のコツはこんな感じです↓
- あらかじめフライパンを十分に加熱する
目安はフライパンから煙が少し上がるくらい - 熱くなったら牛脂を入れる
牛脂を使うとステーキのコクと旨味が増して美味しい。バターやオリーブオイルでも可 - ステーキを入れた最初は強火で加熱
短時間で焼き上げることで、旨味と肉汁を閉じこめられる - 裏返すのは1度だけ
なんども裏返したり動かすと、肉汁が逃げてジューシーさが失われるため - アルミホイルに包んで余熱で火を通す
肉汁が落ちつき、流れ出るのを防げる。目安は3~5分くらい
上記の焼き方のコツは、レアやミディアムなど全ての焼き加減に共通します。ご家庭で実践すれば簡単にプロの味に近づけるので、ぜひ試してみてください。
【焼き加減別】フライパンを使った美味しいステーキの焼き方
最初に解説したように、ステーキの主な焼き加減は
- レア(生)
- ミディアムレア(半生)
- ミディアム(やや焼き)
- ウェルダン(焼き)
の4種類です。下にいくにつれて焼き加減が強くなり、調理時間も長くなります。
この項目では、焼き加減4種それぞれのフライパンを使った美味しい焼き方を解説します。まずはレアステーキの焼き方からどうぞ!
(1) レアステーキの焼き方【調理時間:約1分】
中がほぼ生の状態であるレアステーキは、お肉の両面を強火でサッと焼くだけでOKです。
厚み1~1.5cmの焼き方
両面をそれぞれ強火で30秒
厚み約2cmの焼き方
- 表面を強火で30秒
- 弱火にして1分
- 裏面を強火で30秒
- 弱火にして1分
箸やトングで触れて柔らかく弾力が少なければ、火を止めてステーキを取り出しましょう!
レアは余熱で火を通す必要がないため、アルミホイルは不要です。
(2) ミディアムレアステーキの焼き方【調理時間:約1分15秒】
中が半生の状態であるミディアムレアステーキは、レアより調理時間がほんの少し長いです。
厚み1~1.5cmの焼き方
- 表面を強火で30秒
- 裏面を強火で30秒
- 弱火にして15秒
厚み約2cmの焼き方
- 表面を強火で1分
- 弱火にして1分
- 裏面を強火で30秒
- 弱火にして1分30秒〜2分
箸やトングで触れて柔らかく少し弾力があれば、火を止めてステーキを取り出しましょう!
(3) ミディアムステーキの焼き方【調理時間:約1分30秒】
中までやや火が通った状態のミディアムステーキは、強火と弱火の両方をうまく活用して調理します。
厚み1~1.5cmの焼き方
- 表面を強火で30秒
- 裏面を強火で30秒
- 弱火にして30秒
厚み約2cmの焼き方
- 表面を強火で1分
- 弱火にして2分
- 裏面を強火で30秒
- 弱火にして2〜3分
箸やトングで触れてお肉が少し沈み、適度に弾力があれば、火を止めてステーキを取り出しましょう!
(4) ウェルダンステーキの焼き方【調理時間:3分以上】
中までしっかりと火が通ったウェルダンステーキは、お肉の表面に浮かぶ肉汁に注目しながら焼くのがコツです。
ウェルダンの焼き方 (厚み問わず)
- 表面を強火で肉汁が浮きでるまで焼く
- 裏面を強火で肉汁が浮きでるまで焼く
- 弱火にして3分焼く
箸やトングで触れてかなり固く、弾力が強ければ、火を止めてステーキを取り出しましょう!
ステーキの焼き加減がわかる簡単な方法
ここだけの話、調理したステーキの焼き加減は切らなくてもわかります。
まず↑の画像のように人差し指と親指でOKサインを作ってください。この状態でできた親指の付け根のふっくらとした部分の弾力を確かめます。
次に箸やトングを使い、調理したステーキの弾力をチェック。もし2つの弾力が同じくらいなら、そのステーキの焼き加減は「レア」となります。
道具も何もいらない簡単な方法なので、ぜひ試してみてください。
フライパンを使った美味しい厚切りステーキの焼き方
今回は1~1.5cmと2cmのステーキの焼き方を解説しましたが、3cm以上の分厚いお肉の場合は焼き方を工夫する必要があります。
まず火加減のベースは弱火。厚切りステーキは中までなかなか火が通らないため、弱火でじっくり焼く必要があります。
通常サイズのステーキですと表面と裏面を焼くだけで十分ですが、厚切りは側面を焼くのも重要です。ここも火加減は弱火で、茶色い焼き色をしっかりと付けましょう。
極めつけは蒸し焼き。フライパンに蓋、もしくはアルミホイルを被せ、少しでも中に火が通るようにします。
最後にアルミホイルで包み5分ほど休ませれば、いい焼き加減の厚切りステーキのできあがりです。
- 火加減のベースは弱火
- 側面も弱火でじっくり焼く
- 焼き色がついたらフライパンに蓋をして蒸し焼き
- 取り出してアルミホイルで約5分休ませる
簡単なのに美味しいステーキソースのレシピ
- バター:小さじ1
- 醤油:小さじ1/2
お肉を取り出した後の肉汁が残ったフライパンを使えば、簡単かつ美味しいステーキソースが作れます。
まず肉汁が残ったフライパンを中火にかけ、醤油を加えます。醤油の香りが立てば火を止め、次にバターを投入。最後にサッと混ぜれば、美味しいステーキソースの完成です。
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フライパンを使ったステーキの焼き方まとめ
今回はフライパンを使ったステーキの美味しい焼き方を解説しました。最後にもう1度、焼き方のコツを確認しましょう!
- あらかじめフライパンを十分に加熱する
目安はフライパンから煙が少し上がるくらい - 熱くなったら牛脂を入れる
牛脂を使うとステーキのコクと旨味が増して美味しい。バターやオリーブオイルでも可 - ステーキを入れた最初は強火で加熱
短時間で焼き上げることで、旨味と肉汁を閉じこめられる - 裏返すのは1度だけ
なんども裏返したり動かすと、肉汁が逃げてジューシーさが失われるため - アルミホイルに包んで余熱で火を通す
肉汁が落ちつき、流れ出るのを防げる。目安は3~5分くらい
上記のコツはどれも非常に簡単で、料理初心者の人でも気軽に実践できます。ぜひご家庭のフライパンでプロ並に美味しいステーキを調理してみてください。
以上、『フライパンを使った美味しいステーキの焼き方を解説【ご家庭で簡単にプロの味!】』でした。
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