黒毛和牛は日本を代表する牛肉です。
「和牛といえば黒毛和牛でしょ!」と感じる人は多いと思いますが、そもそも黒毛和牛がどのような牛なのか知っている人は少ないのではないでしょうか。
そこで当記事では、黒毛和牛とはどんな牛か、味や肉質にどのような特徴があるのか詳しく解説します!
- 黒毛和牛とは
- 黒毛和牛以外に和牛の品種は3種類ある
- 和牛と国産牛の決定的な違いは品種
これを見れば、黒毛和牛の特徴がバッチリわかり、今までとはまた違った感覚で和牛を美味しくいただけますよ。ぜひご覧ください(`・ω・´)ゞ
黒毛和牛とは?
黒毛和牛とは「黒毛和種」という品種の牛のこと。黒毛和種は国内和牛飼育量の90%をしめる品種で、全国に約160万頭ほどいます。まさに日本を代表する和牛ですね。
そんな黒毛和牛は名前のとおり黒毛を携えており、黒い見た目をしていますが、少し褐色がかってもいます。
黒毛和牛の味や肉質の特徴
黒毛和牛の肉質は肉牛のなかでも最高ランクです。肉質の最大の特徴は、なんといっても霜降り(サシ)のきめ細かさでしょう。
また、黒毛和牛は霜降り具合だけでなく、美味しさや柔らかさなどの品質面も優れています。
口に入れた瞬間にとろけるような食感と、上品な脂肪の甘みはやみつきになる美味しさです。
その他の和牛の品種と特徴
黒毛和種いがいに和牛の品種はあと3種類あります。
- 褐毛和種(あかげわしゅ)
- 日本短角種(にほんたんかくしゅ)
- 無角和種(むかくわしゅ)
黒毛和種は全国各地で飼育されていますが、上記の3品種はそれぞれに決まった産地があります。
和牛の品種① 褐毛和種
褐毛和種は黒毛和種に次ぐ2番目に飼育量がおおい品種の牛です。
褐毛和種の牛は茶褐色の毛が特徴で、あか毛和種とも呼ばれています。主な産地は熊本県と高知県で、ブランド牛は「くまもとあか牛」「土佐あか牛」「すだち牛」が有名です。
肉質は赤身がおおく、美味しさ・柔らかさ・ヘルシーさを兼ね備えています。
和牛の品種② 日本短角種
日本短角種は褐毛和種よりもさらに濃い茶色の毛をたずさえた牛です。寒さに強い品種ということもあり、岩手県を中心とした東北地方で飼育されています。
日本短角種の味や肉質などは褐毛和種と似ています。赤身が多く、適度に霜降りも入っており、肉本来のヘルシーな味わいを楽しめます。
和牛の品種③ 無角和種
無角和種とは名前のとおり角が無い品種の牛です。4品種の中でもっとも飼育数が少なく、全国にわずか200頭ほどしかいません。
無角和種の主な産地は山口県です。ブランド牛などは特になく、「無角和牛肉」として販売されています。
品質の特徴ですが、肉質はほぼ赤身です。赤身肉のため、噛み応えがあり、噛むほどにヘルシーな旨味が広がります。
和牛と国産牛の違いとは?
「和牛って国産牛のことでしょ?」という認識の人がたまにいますが、この2種類は品種において明確な違いがあります!
和牛とは次の4つの条件をクリアした牛のことです。
- 黒毛和種・褐毛和種・日本短角種・無角和種のいずれか、もしくはこの4品種の交雑によって生まれた交雑種である
- 国内で出生し、国内で飼養された牛である
- ①の品種であることが、家畜改良増殖法に基づく登録制度等により証明できる
- ①②の条件を満たしていると、牛トレーサビリティ制度によって確認できる
国産牛とは、日本で飼育・加工された和牛4品種以外の牛を指します。
また、外国産の牛であっても、日本で3ヶ月以上飼育されており、肥育期間が最も長ければ国産牛と表記されます。
そのため和牛と国産牛は、まったく別の牛であるといえます。
まとめ
今回は黒毛和牛がどのような牛なのか解説しました。最後にもう一度、黒毛和種の特徴をおさらいしましょう!
- 黒毛和牛とは「黒毛和種」という品種の和牛で、日本で1番おおく飼育されている
- 肉質が肉牛の中でも最高ランク。きめ細かい霜降り(サシ)が目を引く
- とろけるような食感と上品な脂肪の甘みが絶品!
厳しい条件をクリアした黒毛和牛は、他の牛とは別格のおいしさです。ステーキやすき焼き、焼肉などで、ぜひ和牛本来の味わいを堪能してみてください。
以上、『黒毛和牛の特徴とは?国産牛との違いとあわせて徹底解説』でした!
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