- たまの贅沢に家族でおいしい家焼肉を満喫したいな
- でもホットプレートを使うの面倒くさい…フライパンでも美味しく焼けないかな?
- フライパンで焼肉を美味しく焼くコツが知りたい!
こんな人に向けて書きました。
これを見れば、家のフライパンで焼肉を美味しく焼くコツがわかり、お店の味に近い焼肉を堪能できますよ!
なぜなら僕は累計20品ちかくの通販焼肉をお取り寄せする焼肉マニア。商品に同梱される調理メモを収集しており、焼肉屋直伝の”フライパンで美味しく焼くコツ”を熟知しているからです↓
お取り寄せした焼肉に同梱されてた調理メモ(焼き方) pic.twitter.com/sJotvHV5t3
— ニクコム@肉学ドットコム (@oniku_beer) June 22, 2022
- フライパンで家焼肉をするメリット・デメリット
- 家焼肉の前にすべき4つの下ごしらえ
- 家のフライパンで焼肉を美味しく焼く6つのコツ
- 家のフライパンで人気焼肉部位6種を焼くコツ
- 家で簡単に作れるつけタレの人気レシピ
あなたが家でお店レベルに美味しい焼肉を堪能したいなら、当記事を見て損はありません。ぜひご覧ください(`・ω・´)ゞ
タップできる目次
フライパンで家焼肉をするメリット

フライパンで家焼肉をする最大のメリットは手軽さにあります。フライパンなら普段料理をしたときと同様に、洗うだけで後片付けが済むのでとても簡単です!
家での焼肉といえばホットプレートやロースターが定番ですが、この2つはどちらも後片付けが大変…。
焼き方のコツさえ掴めば、お店の味に近い焼肉に仕上げられますし、手軽に家焼肉をするならフライパンで決まりでしょう!
フライパンを使うデメリット
手軽さがウリのフライパン家焼肉ですが、実はデメリットが2つあります。
こちらも正直にお話ししますね。
(1) 保温できない

フライパンでの焼肉はホットプレートと違い、焼きながら食べることができません。なぜならフライパンには保温機能がないからです!
保温できないため、調理後は少しずつ冷めていき、脂が固まって美味しさが損なわれていきます。
フライパンで美味しさを維持するなら
- 温め直す
- 冷めることを見越し、脂を拭きとりながら調理する
- 焼いた後にタレに漬けておく
などの方法が有効です。
焼肉は焼きたてが1番美味しいので、フライパンで家焼肉をするなら、なるべく家族みんな揃った状態ではじめることをおすすめします。
学校や仕事で帰るのが遅れる家族がいるなら、保温できるホットプレートで家焼肉した方がいいでしょう。
(2) フライパンの種類が限られる

フライパンで家焼肉をするなら、フライパンの種類にもこだわった方がいいです。
おすすめの種類は鉄製フライパン。熱伝導率がよく、強火で一気に焼けるため、美味しく調理できます!
反対に家焼肉に不向きなのは、ご家庭によくあるテフロン加工のフライパンです。高温で調理すると、フライパンの劣化が早まるからですね。
家焼肉のために鉄製フライパンを新しく用意するのは面倒ですが、道具にこだわることでお肉の美味しさをグッと高められますよ。
家焼肉をする前の下ごしらえ
フライパンで焼肉を焼くまえに必要な準備があります。次の4つの下ごしらえを済ませておけば、より満足度のたかい家焼肉を楽しめますよ!
1つずつわかりやすく解説しますね。
(1) 冷凍肉は半日前に冷蔵庫で解凍する

冷凍状態のお肉を家焼肉に使うときは、焼く前日に解凍しておきましょう。解凍方法は冷蔵庫(できればチルド室)に入れるのがおすすめですよ!
なぜなら冷蔵庫に入れて低温でゆっくり解凍することで、ドリップ(旨味成分)の流出を防げるからです。
室温やレンジで雑に解凍すると、お肉がパサつき味気なくなります。冷凍肉は冷蔵庫に入れてゆっくり低温解凍しましょう。
(2) お肉に下味をつける

お肉を解凍したら下味をつけましょう。下味をつけることでお肉がより味わい深く、より柔らかくなり、焼くだけの短時間調理で美味しく食べられます。
こちらでは人気の下味レシピ1つ紹介するので、ぜひ参考にしてください!
- お肉
- 塩
- コショウ
- すりおろしニンニク(にんにくチューブでも可)
- ごま油
下味のつけ方(分量はお好みで)
- ボウルにお肉を入れて塩コショウをかける
- すりおろしニンニクを入れる
- ごま油を気持ち多めに入れる
- しっかり混ぜて全体をなじませる
- ラップをして冷蔵庫で1時間~ひと晩寝かせる
下味は必要な材料を入れて混ぜるだけなので、大した手間ではありません。下味をつけることで家焼肉のクオリティがグッと高まるので、試してみてくださいね。
なお、その他の人気下味レシピは、こちらの『誰でもプロの味になる家焼肉の下味レシピ(※準備中)』で解説しています。
(3) ほかの材料(野菜)を切る

焼肉でお肉以外の材料といえば野菜です。フライパンで家焼肉をするなら、野菜は薄く切るのがポイントですよ!
なぜなら分厚いと中まで火が通るのに時間がかかるうえ、表面が焦げやすくなるからです。
- 玉ねぎ
- ピーマン
- ニンジン
- 長ねぎ
- じゃがいも
- カボチャ
- トウモロコシ etc…
焼肉の野菜の定番である玉ねぎやピーマンなどは、切り方に少しコツがいります。
野菜の切り方と焼き方については、こちらの『家焼肉に必要な材料を解説(※準備中)』をご覧ください。
(4) お肉を常温に戻す

お肉はフライパンで焼く前には冷蔵庫から出し、常温に戻しておきましょう。
常温に戻すことで、
- 火の通りが均等になる
- お肉を焼いたときに肉汁が流れ出るのを防げる
といったメリットがあるからです。
冷蔵庫に入れていたお肉をすぐに焼くと、均等に火が通らず、焼きムラが発生します。
結果として焼きすぎる部分が生まれ、肉汁がいっぱい出て美味しさが損なわれるので、常温に戻す作業は忘れないようにしましょう。
家のフライパンで焼肉を美味しく焼くコツ
結論をいいますと、家のフライパンで焼肉を美味しく焼くコツは次の6つです!
1つ目のコツから見ていきましょう。
(1) フライパンを十分に加熱

焼肉を焼く前にフライパンは十分に加熱しておきましょう。お肉の表面に短時間で焼き色をつけ、うまみと肉汁を閉じ込めるためです!
美味しい焼肉を焼くときのフライパンの最適温度は200℃。200℃は少量の油をひき、火の温度を中火~強火にし、少し煙が出てきたタイミングです。
美味しい焼肉は短時間で焼き色をつけることが大切なので、フライパンは十分に加熱しておいてください。
フライパンを加熱できたら油を全体になじませる
フライパンを加熱できたら一旦火を止め、先ほど引いた油をキッチンペーパーでフライパン全体になじませます。
火を止めて油をなじませることで、フライパンに油の膜が張り、均一な温度でお肉に火を通せるからです。また、お肉のこびりつきも防げるのでおすすめですよ。
(2) 火の温度は強火

フライパンで焼肉を焼くときは強火(テフロン加工のフライパンは中火)が基本です。高い温度でサッと焼くことで、お肉のうまみと肉汁を閉じ込められるからですね。
フライパンの温度を保つには、お肉を少量ずつ焼くのもポイントです。お肉が重なるくらいたくさん入れると、フライパンの温度が下がって焼きムラの原因になります。
短時間でサッと焼き上げることで美味しく仕上がるので、フライパンで焼肉を焼くときは強火にしましょう。
(3) 焼く順番は野菜>お肉

火の通りが遅い野菜は、お肉より先に焼くのがおすすめです。野菜は油分を吸収しやすいため、お肉の後に焼くと脂でベタベタになり、食べる気分が損なわれてしまいます。
なのでピーマンや玉ねぎなどの火の通りが遅い野菜から焼き始め、その次にキャベツやキノコ類などの火の通りが早い野菜、その後お肉を焼くようにしましょう!
- 火の通りが遅い野菜
- 火の通りが早い野菜
- お肉
この順番で焼くことで、お肉がこんがり焼ける頃には、野菜も中までしっかり火が通って食べごろになります。
野菜を焼く前にレンジで加熱しておくと、中に火が通りやすくなって短時間調理におすすめです。
(4) お肉を動かさずに焼く
家のフライパンで焼肉を美味しく焼くコツは、お肉をあまり動かさないことです!
頻繫に動かすと焼き色が付きにくくなるほか、肉汁が逃げ出し、ジューシーさも損なわれてしまうからですね。
お肉の美味しさを損なわないために、フライパンで焼肉を焼くときにお肉を動かさないようにしましょう。
(5) お肉を裏返すのは1回だけ

フライパンの焼肉でお肉を裏返すのは1回だけにしましょう。なぜなら何度もうら返すと肉汁が逃げ出し、美味しさが損なわれてしまうからです。
裏返すタイミングは部位にもよりますが、お肉の表面に肉汁が浮かび上がったときに裏返すのがベストです。裏返した面にも肉汁が浮かび上がったら完成!
お肉をうら返す回数を1回だけに留めれば、1番おいしい状態の焼肉を堪能できますよ。
薄切り肉を焼く場合、表面が焼けたら裏面はサッと返す程度でOKです
タレ漬け肉は両面を2回ずつ焼く
焼肉はあまり動かさずに焼くのが基本ですが、タレ漬け肉の場合は違います。フライパンでタレ漬け肉を焼くときは、表面と裏面を2回ずつ焼きましょう!
なぜならタレ漬け肉は通常のお肉よりも焦げ付きやすいからです。
上の面に肉汁が浮かび上がってきたか分かりづらく、ついつい焼きすぎてしまうのも、タレ漬け肉の難しいところですね。
焼きすぎ防止にもなりますし、タレ漬け肉は両面を2回ずつ焼くと美味しく仕上がりますよ。
(6) 余分な脂はキッチンペーパーで拭き取る

家のフライパンで焼肉を焼いている最中に余分な脂が出たら、キッチンペーパーなどでサッと拭き取りましょう!
脂を放置すると
- お肉がベタベタとする
- お肉が焦げやすくなる
- 煙の原因になる
などのデメリットがあるからです。
焼きながらこまめにキッチンペーパーで脂を拭き取れば、焼肉特有の匂いを和らげますし、脂っこくなく美味しい家焼肉を満喫できますよ。
脂の対策はアルミホイルを敷くのも有効
ちなみにキッチンペーパーで拭かずとも余分な脂をなくせる方法として、フライパンにアルミホイルを敷くという裏ワザもあります。
具体的な方法は、こちらの『フライパン焼肉で余分な油を落とす方法』をご覧ください。

家のフライパンで焼肉部位を美味しく焼くコツ
フライパンを使った焼肉の美味しい焼き方は、部位によって異なります。部位ごとの美味しく焼くコツを掴めば、焼肉をもっと楽しめますよ。
こちらでは人気焼肉部位6つの美味しい焼き方をまとめたので、ぜひ参考にしてください!
カルビの焼き方から解説していきます。
(1) カルビの焼き方


家のフライパンでカルビを美味しく焼くコツは、お肉をあまり動かさないことです。動かさず表面をしっかり焼くことで、カルビの脂が溶けてサクッとした表面に仕上がります。
カルビを裏返すタイミングは、
- 表面に肉汁がじんわりと浮かび上がる
- 表面の周りが白くなる
のどちらかで判断するといいでしょう。
裏返した後もあまり動かさず焼いていきます。両面ともにサクッと香ばしく、きつね色に仕上がったら完成です。
フライパンを優しくなでるように裏返すと、ジューシーでしっとりとしたカルビに仕上がっておすすめ!
(2) ロースの焼き方


家のフライパンでロースを美味しく焼くコツは、強火でサッと焼き上げることです!
ロースは赤身が多く、脂身が少ない部位のため、焼きすぎると肉質が固くなってしまいます。そのため短時間で焼くことが重要なんですよね。
強火で表面を焼き、周りに肉汁が少しずつ見えてきたら裏返します。裏面も周りに肉汁が見え始め、両面ともに焼き色がつくかどうかの焼き加減になったら完成です。
(3) ハラミの焼き方


家のフライパンでハラミを美味しく焼くコツは、強火と弱火を使いわけ、焦げ目をつけるくらいしっかり火を通すことです。
ハラミは内臓部位のため、焼きが甘いと内臓特有の匂いが出てしまいます。匂いはしっかり火を通すことで消せるので、弱火でじっくり焼きましょう。
まずハラミの両面に強火で焼き色をつけます。お肉の周りに肉汁が出てきたときを目安に裏返せば、いい焼き色をつけやすいです。あとは弱火でじっくり焼けば完成!
(4) 牛タンの焼き方


家のフライパンで牛タンを美味しく焼くコツは、焼きすぎないように強火でサッと調理することです!
焼き色はほんのりとピンク色が残るくらいがベスト。焼きすぎると牛タンのしっとり感が失われてしまうので注意しましょう。
牛タンを裏返すタイミングは、お肉のまわりが反ってきた時です。この時フライパンを優しくなでるように返すのがポイントになります。
裏面に焼き色がついたら、もう1度なでるように裏返し、両面ともにいい焼き色がついたら完成です。
(5) 豚肉バラの焼き方


家のフライパンで豚肉バラを美味しく焼くコツは、強火で牛肉よりも気持ち短めに調理することです!
焼きすぎると豚肉バラの魅力である脂が溶け、お肉が小さくなってしまうからですね。
裏返すタイミングは脂のふちに焦げ目がついてきた時。両面に脂の焦げ目がうっすら付いたら完成になります。フライパンから取り出しましょう。
(6) ホルモンの焼き方


身と脂身の面があるホルモンは、最初にコリコリとした身を下にして強火で焼きます。
身がカリカリになるくらい、もしくは身が透明になるくらい焼けたら、裏返して脂身の面を焼いていきます。
脂身は温める程度にサッと焼くのがコツです。焼きすぎないことでジューシーさが残り、美味しく仕上がります。身と脂身の両面がこんがり焼けたら完成です!
焼いている時にホルモンが反ってきたら、軽く押さえながら焼きましょう。
家で簡単に作れるつけタレのレシピ


焼肉用のつけタレはご家庭で簡単に作れます。こちらではご家庭に備わっている材料で作れる、醤油タレの簡単レシピをまとめました。
- 醤油:大さじ3
- 酒:小さじ2
- 砂糖:小さじ2
- みりん:小さじ2
- すりおろしニンニク:小さじ1
- すりおろし生姜:小さじ1
- 白いりごま:小さじ1
- コチュジャン:小さじ2/3
醤油タレの作り方
- 小鍋にしょうゆ・酒・砂糖・みりんを入れ、弱火で煮詰める
- すりおろしニンニク・すりおろし生姜・白いりごま・コチュジャンを加えて混ぜ合わせる
こちらの醤油タレはカルビやロース、ホルモンなどの人気部位と相性バツグンです。香ばしくジューシーな味わいで美味しく仕上がるので、ぜひ作ってみてください。
美味しい焼肉を買うなら通販がおすすめ


美味しい家焼肉を堪能するなら、お肉の品質にこだわることも重要になります。上質なお肉を買うなら、スーパーより専門店や精肉店のほうが手に入りやすいです。
そこでこの項目では、累計20品ちかくの通販焼肉を購入した僕のおすすめお取り寄せ肉を紹介します!
- 『豪華BBQ焼肉セット1kg|やまなか家』 7,000円
人気焼肉店のこだわりが詰まった定番5種セット。迷ったらコレ! - 『米沢牛焼肉用お試しセット250g|さかの』 3,980円
米沢牛の最高級上カルビ・ロース赤身をオトクに食べ比べできる - 『焼肉用味付け牛ハラミ・豚ハラミ1kg|伊達のくら』 3,980円
柔らかく濃厚な味わいの牛ハラミと、ジューシーな豚ハラミを堪能
3品の詳細をじっくり確認したい人は、こちらの記事をご覧ください↓



家のフライパンで焼肉を焼くコツまとめ
今回は家のフライパンで焼肉を焼くコツを紹介しました。最後にもう一度、美味しい焼き方をおさらいしましょう!
- あらかじめフライパンを十分に加熱する
短時間で調理でき、うまみと肉汁を閉じ込められる - 火の温度は強火でサッと焼き上げる
短時間で調理でき、うまみと肉汁を閉じ込められる - 焼く順番は野菜>お肉
火の通りがおそく、調理に時間がかかる野菜から先に焼く - お肉を動かさずに焼く
肉汁を逃さず、キレイな焼き色がつく - お肉を裏返すのは1回だけ
お肉の表面に肉汁が浮かび上がったタイミングで裏返す - 余分な脂はキッチンペーパーで拭き取る
焼肉特有の匂いを和らげ、ヘルシーな焼肉を味わえる
上記のコツはどれも非常に簡単で、家焼肉ですぐに実践できます。ぜひご家庭のフライパンを使い、お店レベルに美味しい焼肉を調理してみてください。
以上、『【家焼肉】フライパンで焼肉を美味しく焼く6つのコツ【簡単調理】』でした。
上質な焼肉を買うなら、専門店のお肉が充実している通販を利用するのが確実です。次の記事に通販でおすすめの焼肉を3品まとめているので、参考にしてください↓



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